2018年度
園長(遠藤清賢)の独り言

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新しい年度のなりました。4月から5月は天候の変動で気温の変化が激しく体調を維持するのが大変でした。体力の衰えてを実感しています。反面、保育園の子どもたちは毎日元気に過ごしています。子どもたちから支えられていることを心から感謝する毎日です。今年度もよろしくお願いします。

3月24日 卒園式
23日(土)10時より61回目の卒園式が行われました。卒園するのは「すみれ組」17名です。奥州市内の4つの小学校に入学します。この日は小雪が舞い落ちる寒い日でした。しかし、子どもたちは元気に式に参加してくれました。

ご家族の他に来賓の方々、メッセージを贈って下さった近隣の小学校、幼稚園、保育園、そして保育園を退職した先生たちからも美しい花のなかにお祝いの言葉が添えられていました。ありがとうございます。

それぞれりっぱな服を着て、保育園で楽しかったことを証書を受け取った後に大きな声で述べるのです。証書授与が終わり、来賓の祝辞のあと卒園児のお別れの言葉があり、「ありがとう。こころをこめて」という歌が卒園児によって歌われるのですが、歌いながら涙を流す子どもたちの姿を見ると、全てのことが報われるのです。

今まで子どもたちと共に過ごしてきた日常の保育園での生活、運動会や文化祭、クリスマスページェント、泣き虫だった子ども達、先生たちが心を込めて保育してきた全ての悩みや辛さが消えてしまうのです。子どもたちによって私たちは支えられてきたことを実感する瞬間でした。

子どもたちを私たちの保育園に入園させて下さった保護者の皆様に、頼りない私たちを慕い信頼してくれた子どもたちに、心から感謝することできる卒園式であったと思います。卒園する子どもたちの全てが、さらに其々の子どもたちの家族の皆様と共に幸せであるように心からお祈りしました。

2018年度卒園式園長祝辞

すみれ組のみなさんご卒園おめでとうございます。

保護者の皆様の大切な子どもたちを江刺保育園に入園させていただき、この卒園の時まで保育をさせて頂いきました事、心より感謝申し上げます。
御来賓の皆様には、卒園する子どもたちの成長を共に支えて頂き、また、この卒園式をご一緒に祝って下さいますことを、かさねて感謝申し上げます。


すみれ組の皆さんとはお別れになります。4月からはそれぞれ小学校に入学し、小学生として新しい生活が始まります。

皆さんは、お父さん、お母さん、そして、沢山の人たちから愛されていて成長しました。皆さんが保育園で身に付けた力は目には見えませんが、皆さんの心の中で大きな喜びや希望となり、生きるための大切な力となっているのです。

みなさんは体も心も大きく逞しく成長しました。小学生としての力は充分に備わっています。その成長した力とは、

困っている人を助けることが出来る優しい心。
沢山のお友だちと仲良くできること。

最後まで努力できること。
新しいことを体験したいという思いと行動力。
ご飯を感謝し美味しく食べることが出来ること。
ありがとうと言うことができること。
自分たちは大切な命を持った子どもであり、お互いの命を大切にすることができる子どもになったこと。その他いろいろとあると思いますが、

一番は、今を楽しみ、沢山の人たちと一緒に心から生きていることを喜び合うことができるようになったことです。

皆は「人に愛され、人を愛することの出来る子ども」に成長することが出来たのです。
ですから、何も心配することはありません。清らかな強い心をもった今のままの姿で、大きな自信を持って、小学生になって下さい。

ここに集って頂いたご来賓の皆様、そして保護者の皆様、すみれ組の皆さん、卒園するこの子ども達の成長を支えて下さった神様に感謝し、此処に集う、お一人ひとりに、神様の豊かな祝福とお守りが有りますように心からお祈りしています。



2月26日 母の介護
母が最近体調を崩しています。気力がかなり衰え、突然気を失い倒れてしまうことが有るのです。しかし、しばらくするともとに戻ることが出来るのです。病院に行くことを伝えるのですが、本人は94歳だから「病院に行ってもどうなる物でもない。」といって病院行きを断固拒否しています。

その時が来たら救急車を呼べばいいのだからこのままで良いというのが本人の主張です。その通りなのですが、やはり失神は心配です。ほとんどのことは一人でできるのですが、徐々に衰えが目だって来ています。脱水症状が有るかもしれないのでOS-1のゼリーを準備し、血液循環を良くするために入浴後に下肢のマッサージを施しています。

父の方が今は体調が良く元気なのです。両親の健康状態の現状が維持できることを祈りながら過ごしています。しかし、わたしの場合介護とはいっても直接的な対応は今の時点では必要ないので毎日の様子観察が主な介助となっています。

保育園で働く前に養護老人ホームで介護の仕事をしたことが非常に役立っています。当時、私が関わったお年寄りに比べれば、父と母も心身ともにしっかりしています。正直心配ではあるのですが、悲壮感とか悲観的な状況になく、この状況を比較的そのままを受け入れることが出来ているように感じています。

母は急な事態に備え自分たちの預金通帳と印鑑の場所を確認するように言われましたが、しっかりと整理されていました。あとはどのような事態になったとしても覚悟をするだけです。妻と共に私たち家族を神様が支えて下さるように祈り、神様に全てを委ねることにしました。すこし気持ちが楽になったような気がします。

高1の孫が25日、26日と泊りに来ています。母に下肢のマッサージを孫にしてもらいました。母も父も非常に喜んでいました。比較的平穏な日常が1日でも長く続くように祈りました。


2月4日 父の介護
父親が退院して自宅に戻り4ケ月目になりました。介護保険によって介護用ベット、歩行器、シャワーチェアーを借用しています。ベットから起きてトイレまでは歩行器を使用して自力で排泄ができます。2階での生活です。浴槽が1階に有るので2階から1階に下りてくるのが一苦労なのですが、手すりにつかまりゆっくりですが階段の上り下りができるので見守るだけです。

しかし、父親は入浴をあまり好まず、週1回だけ入浴することとしました。浴槽に行き入浴するには私の介護が必要です。体全体の力がなくなり、水の浮力に負けて体が浮き上がってしまうの怖いのだそうです。しかし、足を延ばし、浴槽の手すりにつかまって短い時間ですが入浴が出来ています。食事は母親が頑張って用意しています。父母、何とか励まし合って生活をしています。

1月の中旬、土曜日の深夜母親によって「大変だ」という声に起こされ、行ってみると階段の踊り場に父親が歩行器と一緒に倒れていました。顔面から出血が有り5段の階段を転げ落ちてしまったのです。また骨折してしまったのではと思いましたが、骨は何ともなさそうです。起こしてベットに寝せました。

左こめかみと左まぶた上部から出血が有り、消毒とガーゼで保護し、応急処置を施しました。幸いこの出血部位以外に痛みは無く、通院はしないで直すことを決断しました。朝に大きな傷用の絆創膏を購入し処置を施し様子を見ることにしました。まぶた上の傷が意外と深く出血を心配しましたが次の日には止まっていました。こめかみの傷は少し大きかったのですが絆創膏で処置できました。

父は寝ぼけてトイレと思い階段に行き落ちてしまったようです。間違えないように階段の前に椅子を置き間違えないようにしました。今ではどこに傷があったのかが分からないくらい怪我はすっかり良くなりました。以前と同じように毎日を過ごしていることに感謝です。

1月28日 大阪なおみさん世界1位になる。
1月26日(土)胆江地区保育協議会の講演会と新年会がありました。午後3時からの講演と5時からの新年会ですが、全豪オープンテニスの女子決勝になおみさんがでるので、新年会は私は何か落ち着かない気持ちでした。6時10分位になり、どうしても気になり途中で失礼して帰宅しました。

妻が決勝を見ていました。1セットを取り、2セット目に入っていました。順調にゲームを取っていましたので勝利を確信しましたが、相手のペトラさんの反撃によって2セットは失ってしまいました。精神的に崩れてしまうのではないかと思いましたが、この負けが彼女をさらに強くしました。そして、3セット目は安定したゲーム運びでグランドスラムを制覇し、世界ランク1位になりました。

プレーが安定し、精神的にも強くなったことが確信できました。全米オープンに勝利した時もコメントしましたが、闘争心で勝利したのではなく、自分の心の弱さを自覚し、謙虚に自分の出来ることを精一杯に努力した結果がこの勝利であると思いました。勝利するためにゲームをするのではなく、自分の力をありったけ発揮することの楽しさと尊さが勝利という結果になたのだと思います。

彼女の精神が私たちの心と一体となることができる新しい本物のヒロインが誕生しました。私たちを同じ世界に招き入れてくれる、そして、大きな喜びをもたらしてくれるヒロインを私たちは確認したのです。

1月24日 非常勤職員を除くすべての職員は月給制にします。
来年度より、パートの職員以外の有期雇用の職員はすべて月給制にすることを理事会で承認して頂きました。江刺保育園では今まで常勤の臨時職員は日給制でした。したがって月によって給与の変動があり、多い月、少ない月があり、月によって額が変動する給与となっていました。これを一律月給制に変更することになります。

正職員と臨時職員の待遇の格差があります。業務内容、責任の重さを比較し正職の方が給与が高くなっています。しかし、だからと言って臨時職の働きの内容は決して軽いとは言えません。重要な働きをして頂いています。この点も考慮し、今までの日給より増額した給与になるように新たな給与表を作成しました。

臨時の職員の一年間の給与総額を計算し、月の平均値を算出し、それに増額を加えた給与表にしました。毎月一定額の給与を支給することが出来ます。臨時職の職員にとっては良い改正になると思います。

東京近辺等の大都市の施設との給与格差は非常に大きく、行政自体が独自に多額の給与補助をしているため、地方にある施設の倍近い給与になっているようです。新卒の保育士は都会に出る方が多くなっています。また認定こども園の新設が多くなり正職員の採用が増えていることも有り、私たちのような施設では職員の確保が非常に難しくなっています。

このような訳で、今年度は職員確保が難しくなっています。福祉系の学校や養成校からの応募が全くないのです。9月頃から求人の応募を始めましたが、今の時点で何の音さたもありません。最小限の職員は確保できましたが、もう一人が見つかりません。だれか応募して下さることを祈っています。


12月12日 私たちは何を目指すのか
雪が少し積りました。昨年度より遅い積雪でした。15日(土)はクリスマス発表会ですので、平穏なお天気になるように願っています。昨日総練習が行われ、どのクラスもいつ本番になっても大丈夫だと思いました。それぞれしっかり成長していることが確認できました。

今年は、職員数が不足していて、途中入園の希望に応えることが出来ません。たくさんの希望者から問い合わせがありましたが、ほとんどお断りするしかありませんでした。ここでまた職員の不足が生じてしまいました、どうしたものか悩んでいます。働き手が与えられますように毎日祈っています。

サピエンス全史という本が有りましたが、同じ著者がネオ・デウスという本を出しました。今それを読んでいます。人間の将来がどのようになるのか預言書のような著作です。人間個人がアップグレードして最終的に人間は何もめざし、どのようになるのかを予測しているのです。

前巻の半分しか読んでいないのですが、詳しいことは分からないのですが、未来になればなるほど人間の世界から宗教は消えてしまう未来になって行くような予測です。世界でも、クリスチャンは減少の一途を辿っています。人間は生も死も自分自身でコントロールしてしまう世の中になるのではないかと著者は描いています。

人間は幸福感を想像できない世の中になってしまうかもしれません。人間の欲望はますます増大し、複雑になるのかもしれません。何のために生きるのかという命題は混沌として抽象的になり、利己的なものになってしまうように思われます。

遺伝子操作や細胞移植などの医療技術が格段に進歩し、自分の意志でじぶんの命の時間を決めることが出来るようになるかもしれません。人間の能力はアップグレードし、多くのことが現実にできるようになるのだと思います。自然な命の営みは人間によって人工的な命の営みになってしまうかもしれません。

ささやかな、一家団欒とか、家族の語らい、子どもたちの成長や味わい深い食事の時、そんな日常を持つことの幸福や喜びに対して、人間は益々鈍感になってしまうのでしょうか。神様の存在は空想的なものとして忘れ去られるのでしょうか。私たちはどのような未来を目指しているのか自分での分からなくなってしまうのです。

私たちは、心をしずめて、神様の御声を聴かなければなりません。真実は神の御心にのみ有るからです。人間が神を無視し、己の心が欲望にのみ占有された時、私たちの存在する価値も意味も消え失せてしまうように思うのです。そして、人間は終焉に向かって歩むことになるのだと思います。

11月30日 父の通院
父親が骨折で手術そして退院しました。最近は平穏な生活を過ごしています。退院してから約1ヵ月になりますが、左右下肢にむくみが出てきてしまいました。運動不足の為体内の水分の循環が滞っているためと思いますが、調度、27日に術後診断で胆沢病院に通院することになっていましたのこの件も見て頂くことが出来ました。

医師の診断では心臓や腎臓に異常がある場合もあり、内科で詳しく診断して頂くようにと言う指示がありました。また、骨を強くする自己注射(フルテオ)を毎日することになり、わたしが毎晩処置しています。

29日江刺病院の内科で詳しく検査して頂き、心臓や腎臓、血液検査で特に異常な点は無いことがわかりました。水分の循環を良くするため利尿剤と貧血の為の鉄材が処方されました。胆沢病院も江刺病院も4時間以上時間が掛かり、父はかなり疲れたと思います。しかし、特に異常な部分が無く安心しました。

父は立ち上がりや歩行は家の中では一人でできますが、通院は車いすでの移動になります。下半身の力が十分ではないのですが、支えれば階段の上り下りや車いすへの移乗は何とかできます。私自身病院の付添は非常に疲れました、父親はそれ以上に大変な1日だったと思います。

病院に行くと私達よりも大変な状態の方たちを沢山目にします。父親はそういう人たちを見ると、自分はまだ健康だと言って笑っていました。江刺病院で看護婦さんが診察を待っている時、親しく声を掛けて下さり、気持ちがとても楽になります。父も疲れた表情から笑顔になるのです。

このような心遣いがとても嬉しくなります。そして、癒されるのでした。

10月22日 父の骨折
父親が家の中で転倒し左大腿部を骨折したのは8月12日の早朝でした。救急車をお願いし病院で手術をしたのが8月16日です。それからリハビリの入院が続いていました。そして10月29日退院することが決定しました。現在の状況は介護度4ですが、リハビリによって歩行器で歩くことが出来るようになっています。

ケアマネジャーを以前勤めていた聖愛園にお願いし、ベット、歩行器の借用の手配をして頂きました。父は93歳ですが身体的には介護が必要ですが、心はしっかりしていて精神的には非常に健康な状態です。家に帰ることは本人も希望していますが、以前のように日常生活をおくれるかどうか本人は心配しているようです。

93歳の母も健在なのですが、父が入院してから一人での生活で精神的に覇気が無くなってきました。少し認知症が見られます。父が帰ってくることで母の心が元気を取り戻すことが出来ればと願っています。保育園で働く前、老人ホームで介護の仕事をしていましたので、私自身は意外と冷静に現状を受け入れることが出来ていると思います。

施設で多くのお年寄りのお世話ができた体験は非常に貴重な体験でした。両親が自然な状態で死を迎えることが出来るように妻と一緒に支えて行きたいと願っています。妻は私より楽観的で先のことを心配する様子もなく、いつもの同じように生活できていることに感謝しています。

祖父母とも自宅で死を迎えることが出来たので両親も自宅で死を迎えることが出来るように願っています。

明日から25日まで日本基督教団の総会が東京の池袋で開催されます。奥羽教区の総会議員として出席しなければなりません。教団は課題が山積みでできれば出席したくないのですが、朝から深夜まで缶詰状態になる会議です。気持ちが滅入ってしまいます。無事に帰ることが出来ますように祈っています。

9月14日 大阪なおみさんに見る非認知的能力の高さ

連日メディアを賑わせている全米オープンテニスの若き覇者大阪なおみさんについて感じたことをお伝えしたいと思います。それは目に見えない能力が非常に高いということです。非認知的能力がずば抜けて高いことを感じさせるのです。

非認知的能力とは忍耐力、他者と協調する能力、目的を達成しようとする能力、自己肯定感、基本的信頼感等、総じて言うならその精神力が非常に高いと感じるのです。これは乳幼児期に大切に育てられてきたからです。両親の揺るぎない愛情、そして多くの人たちから愛されて育った養育環境が彼女のこの能力を育んできたのだと思いました。

確かに身体的能力もずば抜けているのですが、それが力とか闘争心が身体をコントロールしてるのではなく、人間的な優しさと、今行っていることを、その目標を達成しようとする能力が、彼女の身体を動かしているように思いました。そして、その能力がこの試合の勝者にしたのだと私は思います。

競技者の精神は闘争心が必要であると言われています。しかし、この闘争心は他者との繋がりを分断し、自分を孤独の中に陥れます。特に格闘技はそのような精神が求められてきました。しかし、今回なおみさんからは、闘争心は感じられませんでした。冷静に自分を見つめ、困難を愛の力によって打開しようとする新しいアスリートが誕生したのだと私は思います。

この姿は闘争心を重要に思う人たちには弱弱しく思うかもしれません。しかし、わたしは神々しく輝いて見えるのです。全く驕り高ぶることは無く、この結果が多くの人たちの支えによって成し得た結果であることを彼女は確信していると思いました。そして、この姿は多くの人たちから共感されたと思います。

保育をする者として非認知的能力の重要性が証明できた事例あると私は思いました。


9月11日 指導監査の日です。そして、大阪なおみの優勝に感謝です。

午前11時になりました。本日午後1時15分から県南広域振興局の指導監査が行われます。監査を受ける準備は整っているとは思います。特に心配なことは無いのですが、指導監査を受けるのはいつも緊張してしまいます。この監査によって自分たちの保育が子どもたちの成長のために正しく保育されているのか、見直す良い機会なのですが、どうしてこのように緊張してしまうのかは、なにか心配な部分が有るからなのですが、よくわからないのです。自信が無いからだと思います。

9日に全米オープンテニスで大阪なおみさんが優勝しました。3年位前から注目し応援していました。嬉しい限りです。なおみさんのテニスは完全にセリーナのテニスを上回っていました。実力での優勝でした。セリーナの闘争心は暴言となって表現され、それは見苦しさを感じさせます。その見苦しい姿を支持する観客に多くの人々は不快感を持ったと思います。しかし、この試合に於いて、競技力、精神力全てにおいてなおみさんは圧倒していました。勝利すべくして勝利したのです。真の勝利者に相応しいヒーローが誕生したと思います。

彼女の心の根底にあるのは、家族からの深い愛情によって育まれた人に対しての信頼感であると思いました。彼女の喜びや、悲しみ、辛さ、優しさ、全てをありのままに受入、心から愛してくれている家族がこのヒーローを誕生させたのだと思います。その家族の愛情を心から受入、信頼し、自分の能力を信じ、自分自身を愛の力によって奮い立たせ、この結果になったのだと思います。この勝利は愛の勝利なのだと思いました。

こころからこの勝利を祝いたいと思います。そして、今日の指導監査が無事に終了することを祈ります。

8月1日 熱中症を体験しました。

7月31日朝起き上がろうとすると目まいがあり立ち上がるのがやっとなのです。そして、吐き気があり、これは今流行っている熱中症になってしまったと思いました。何とか妻のいるリビングに行き状態を話しました。ふらつきながら顔を洗い、冷蔵庫からスポーツドリンクを取り出し、約200ccを吐き気を我慢して飲みこみました。そして梅干を2個口に入れ、朝食は味噌汁を一口飲みこんでまた横になりました。

妻は病院に行くように言ってくれましたが、目まいが有るものの動くことが出来るので、保育園に休むことの連絡を頼み様子を見ることにしました。約1時間ほどたち目まいがなくなり、吐き気もしません。病院には行かないことにしましたが、だるさが有り保育園は休むことにしました。

昨日、寝る前にテレビで熱中症にならないように、予防についての番組を見ていましたが、まさか自分がそうなるとは思ってもみませんでした。その夜は異常に暑く中々眠れませんでした、深夜3時に目が覚め暑さの為1時間のタイマーを設定し、扇風機をかけ眠ったのですが、その結果熱中症になってしまったのです。

連日30℃を超える日が続いています。31日の気温は午後3時でエアコンの無い部屋の中で36度になっています。この日はエアコンを26度に設定して過ごしました。妻に塩飴を買ってきてと頼みましたが、売れ切れになっていたそうです。

93歳の父母はエアコンのある部屋で過ごしていますの、熱中症になったことはありません。父は夕方畑に出て野菜を収穫していました。二人とも元気です。救急車のサイレンの音がいつもより多く聞こえてきます。熱中症になっている人が運ばれているのだと思いました。

テレビでは字幕で熱中症注意が出ています。この異常気象は私たち人間の自業自得の結果です。今日も朝8時で30℃を超えています。皆さんもご注意ください。


7月16日 東北・北海道保育研究発表会に食育部会助言者として参加しました。

12日から13日仙台で開催されました。毎年研究部会の助言者の依頼が有り参加しています。今年度は食育部会の助言でした。6組の発表が有り13日の9時から13時の間に発表されます。1組30分で質問助言の時間を入れると45分くらい時間が掛かります。ですから4時間の時間目いっぱいでした。

助言者は宮城学院女子大学教授の平本福子先生と一緒でした。先生と話し合い3組ずつ分担して助言を行いました。食育の研究発表は近年保育との連携により様々な活動が活発に行われるようになっています。以前は給食の新しいメニューの紹介や食育活動としてのイヴェント的な活動が多く発表されていました。

最近2,3年は食が子どもたちの成長に如何に関わり、その成長を如何に支えているのかという点が研究が行われるようになってきました。食育も保育の大切な働きであることが各施設確認することが出来るようになったのだと思います。

ただ、食育によって具体的にどのような人間形成をするのかという視点がまだ、確立されていないように感じます。食育は肉体健康と精神の成長に欠かすことの出来ない保育であることをもう一度確認し、食育として子どもたちに伝えなければならないことはいかなることなのか、よく考えて見たいと思います。

13日午後。東北大学の川島隆太教授の講演をお聴きすることが出来、大きな課題を頂くことが出来ました。スマホが子どもたちの脳を破壊しているという講演でした。これについては川島先生の著作を読んでスマホの弊害について改めて皆さんにお伝えしたいと思います。


7月4日 日本のサッカーワールドカップは終わってしまいました。感謝以外の何物もありません。

日本代表の試合をもう見ることが出来なくなったのは何とも寂しい限りです。これ程、心が高揚感で満たされた試合は有りませんでした。全ての試合から生きる勇気と希望をもらいました。選手一人ひとりに感謝です。そして誇りに思います。

彼らは自分の持っているすべてをこの時に献げ、自分の能力の全てを出していました。日韓や南アフリカの時とは結果は同じですが、さらに上を目指す逞しい新しい日本代表が存在しているのです。

スポーツは敗者と勝者が存在しますが、勝ち続ける勝者よりも、潔く自分たちの弱さを認め更なる努力を始めようとする敗者の方がよく見えるのは不思議な事です。私は日本代表を応援することができて、新しい命をもらったように思います。ただただ、感謝の何物の有りません。


6月25日 本日は寝不足です。

昨日ワールドカップの日本代表とセネガル戦を見てしまいました。1時には寝ようと思っていましたが、試合が進むにつれて目が離せなくなりついに最後まで見てしまいました。厳しい試合になると思っていましたが、日本代表の方がよい内容なのです。これは勝利するかもしれない。という期待が大きく膨らみました。結局引き分けでしたが勝利に値する引き分けだと私は思いました。

全ての選手が連動し、一つの目的に向かってボールを動かしていました。皆の為に自分のもっている力の全てを出しきっていました。この若者たちが限界に近い状況で走り切り、魂を込めてゴールを目指している姿に大きな希望が有りました。眠ることも忘れて心地よい感動を覚える試合でした。

23日は保育参観のあと、13時30分から17時まで全体会議が行われました。日常の保育対応の中で「抱っこすること。」「給食の対応」についてそれぞれ発題して頂き私たちが抱えている課題や、大切な対応について確認し、意見交換をし、考えることが出来ました。

最後に「アタッチメント理論」について園長が東京大学遠藤利彦先生の著作を参考にした研修を行いました。特に乳児保育の中でアタッチメントの対応は非常に重要であり、子どもたちの成長に大きな影響を及ぼすことを確認しています。アタッチメントについては最初のページに公開していますのでご覧ください。


6月21日 ワールドカップ 日本代表コロンビアに勝利しました。


6月19日コロンビアとのH組1次リーグ予選が行われ、日本代表は強豪コロンビアに見事勝利しました。試合開始直後、大迫のシュートは相手キーパーに阻止され、そのこぼれ球を香川が再び強烈なシュートを放ち、それを相手のセントラルミッドフィルダーがハンドで阻止したためにレッドカード退場になりペナルティーキックが日本に与えられ香川が見事にゴールしたのです。

数的有利の中、コロンビアのペナルティーエリヤ付近でのフリーキックで1点取られましたが、後半半ば過ぎに大迫が本田のコーナーキックを見事にヘディングで追加点を獲得して日本は勝利したのでした。前監督であるハリル氏を直前に解任したことで日本サッカー協会に対して、また日本代表に対して悲観的な意見が多く、コロンビア戦は当然負け、3戦全敗で1次リーグで敗退するという確信のような雰囲気であったと思います。私は監督解任についてはよく決断したと思いましたが、日本代表の試合に関しては良くて引き分けることが精一杯ではないかと思っていました。

しかし、この勝利は今までの不安を一掃して余りある勝利であったと思います。新たな希望が私たちに与えられました。しかし、1次リーグを突破したわけではありませんが日本代表は確実に進歩し、強くなっていることを示してくれたと思います。次のセネガル戦を心を込めて応援したいと思います。

5月27日 ヴィラロボスとイルマルを演奏しました。

日曜の礼拝後、午後2時から西念寺でのギター演奏会が行われました。毎年行われています。水沢の辻山ギター教室の皆さんが主な出演者です。クラシックの参加者は少なく、弾き語りやロック、軽音楽等の演奏が多く、わたしのものは少し重かったかもしれません。出番は後ろの方で4時30分を過ぎていました。

最初のマズルカショーロですが、ヴィラロボスのギター曲の中ではよく演奏される曲で、比較的優しく郷愁を感じさせる日本人には好まれる曲だと思います。このブラジル組曲は4曲からなり都会的な曲想よりはブラジル特有のアマゾンの自然を感じさせる曲となっているとおもいます。

彼の中で特に有名なのはブラジル風バッハNO5です。またギターでは5つの前奏曲、そして12のエチュードが重要な作品なのです。ピアノでいえばショパンやリストのエチュードと同じようなレベルにあると思います。こられらを弾きこなすのは、かなりの努力が必要ですし、高度な技術と音楽性が求められ、これらの努力をしないで演奏するとその曲はただの雑音になってしまいす。

次に演奏したイルマルのバーデンジャズ組曲よりシンプリシタスはブラジルのバーデンパウエルに思いを寄せて作られました。作曲者はチェコの人です。チェコの名ギタリストであるミクルカによって演奏されいます。日本での多くの著名なギタリストがレパートリーとしている曲です。わたしは福田進一先生の演奏が一番い良いと思います。

このシンプリシタスは単純なと言う意味だと思いますが、わたしの身勝手な解釈では「僕は君を大好きなんだ。何の理由もなく心は純粋に単純に君を好きなんだ」という意味があるのではと思いながら演奏しています。

曲名は単純なと言う意味ですが曲自体は結構複雑で、最初は切なさを表現するようなメロディーラインが継続し、そして、気持ちが高揚して激しいサンバのリズムになり心が極限まで高まり、そして再び前のメロディーに戻って終了となるのです。演奏が終わるとかなりの疲労感が残ります。

クラシックギターの愛好家は以前と比較すると減少しているのかもしれません。また、CDの発売も、曲も新しい物は少なく野心的な演奏家も数えるほどです。ギターを愛する者にとっては少し寂しい時代になっています。

保育の仕事を引退したら、ギターを抱えていろいろな教会を訪問しバッハの無伴奏を演奏してみたいと思います。今はバッハの曲を毎日練習していますが、やっとこの年になってイ短調フーガを通して弾けるようになったのですが、今の私の演奏は小学生1年生が国語の教科書を読むような演奏だと思います。

やはりバッハは難しいです。心からの祈りと信仰心、音楽性、高度な演奏技術、そして記憶力と予知能力、忍耐力が無ければよい演奏はできません。最終目標はシャコンヌですが生きている間に到達することは非常に難しいでしょう。しかし、あきらめないで挑戦し続けようと思います。

演奏会て楽しい時間を過ごすことが出来ました。お声を掛けて下さった西念寺の住職様、奥様に心から感謝いたします。

2018年5月14日

新しい年度になり1ヶ月が過ぎました。4月から5月上旬は身も心を忙しく、ストレスがたまる時期です。私は67歳になりますが、例にもれず体も心も疲労困憊しています。しかし、やっと決算理事会が終了しWAMの財務諸表は評議員会終了期に送信できる状態になっています。保育園の方は0歳児の入園が多く4月は先生たちは非常に大変でした。今は4月当初に比べると大分落ち着いていますが、赤ちゃん達が多いので大変さはあまり変わっていないようです。

5月半ばになり、子どもたちはやっと保育園生活に馴染もうとしています。新しく入園した子どもたちはまだ、少し不安そうな姿が見られますが、笑顔の姿も見られるようになってきました。6月初めに親子遠足が予定されています。今年は雨でも心配のない秋田ふるさと村に決定しています。

小学校との連絡協議会が行われましたが、今年の新1年生は非常に落ち着いて生活していることが報告されました。5月26日は小学校の運動会で、来年度小学生になる子どもたちと、今年度1年生になった子どもたちが一緒のリズムが毎年行われています。

私は体力の衰えが目立って来ています。子どもたちと飛んだり、跳ねたりすることはできなくなりました。妻からは、先生たちの邪魔をしないように、また、世間で問題になっているセクハラやパワハラに充分に注意しなさいと言われています。

子どもたちから元気をもらいながら過ごしたいと思います。5月27日は愛宕保育園の理事長が住職である西念寺さんで、恒例のギターコンサートが有り、愛宕保育園の園長先生から出演の声を掛けて頂きました。水沢の辻山ギター教室の皆さんの発表会に、声を掛けて頂いています。

今年はブラジルのヴィラロボス作曲のブラジル組曲からからマズルカショーロとチェコのイルマルが作曲したバーデンジャズ組曲からシンプリシタスを演奏する予定です。どちらもとてもいい曲です。楽しみたいと思います。わたしは27日(日)の2時半ごろの出演になると思います。

2018年5月2日 直木賞の「銀河鉄道の父」を読んで

昨年度、直木賞を受賞した「銀河鉄道の父」を読みました。宮澤賢治を別の側面から見ることが出来、とても興味深く読むことが出来ました。私たちは宮澤賢治を聖人のような感覚で捉えていましたが、この著作を読むと彼は我ままで、自分勝手な人生を歩んでいたように書かれています。そして、彼の生活する姿は、当時としては変人であり、今で言うニート的な毎日を過ごしていたのだと思います。

ただ、父親として賢治の思いを出来得る限り受容し、本人の思い通りの人生を歩ませようとする父親の姿が読み取れました。宮澤賢治は彼一人の働きが其々の素晴らしい作品を生み出したのではなく、家族全員の支えがあって初めて私たちを感動させる作品になったことが気付かされるのです。

岩手をイーハトーブと言い、自分の理想とする世界を想像する心は家族からの愛情によって創造された世界であったのだと思いました。この作品からより宮澤賢治が自分に近づいたように感じました。今年度、理事長からの要望で詩吟のお稽古は「雨にも負けず」を再び取り組むことを決めました。

私たち岩手の土壌と家族の思いが育んだこの「雨にも負けず」の詩を子どもたちに伝えることは、彼らのこれからの人生に何かしらの力が与えられることを信じて取り組みたいと思いました。皆さんも「銀河鉄道の父」を是非読んでみてください。